腰痛とストレッチ

腰痛と言っても人によって症状はさまざまです。例えば、歩くのもつらいほどの痛みがあったり、特に動いて痛いわけではないけれど、なんとなく重く感じるなど。

このように、症状によって状態がかなり違います。よってストレッチは状況に応じて当然変えていく必要があります。そこで大切なことは「痛みを伴わない」ストレッチができるかどうかです。

「気持ちよい感じ」「なんとなく伸びて効いてそうな感じ」など、どんなに強くても「いた気持ちいい感じ」くらいの強さでストレッチするのが一番効果的です。

仰向けになり両膝を立てます。次に左側、右側にそれぞれ倒します。そしてどちらに倒しやすいか？を感じてみます。痛みがある場合は痛みがないほうに。左右とも倒して痛みが出るようならば無理せずやめてください。

例えば左側に倒した時が倒しやすければ左側に２０～３０秒倒しっぱなしにします。そしてまたもとに戻します。次に倒しづらかった右側に倒してみます。すると痛みや違和感などが軽くなったり、少し違う感じがでてくる場合があります。

仰向けになり両膝を曲げて壁に押し付けた状態にします。そして片足ずつ壁をゆっくり踏み込んでいきます。この時も膝倒しと同じく、踏み込みやすいほうをゆっくり踏み込んでいきます。

次に踏み込みづらかったほうを踏み込んでみると感覚が少し変わってきます。

痛みが強く、このような動きができない場合。痛い部分や手足、お腹、お尻などをさすってみてください。痛みが強くなくても血流が良くなって楽になりますのでオススメです。

結論から言いますと、なんとなくやりたい時にやってみるのが一番いいです。一日に何回やるということを決めてしまうとどうしても義務的になってしまいます。

とは言うものの、慣れないうちはどうしたらいいのかわからないかと思います。なので時間がなかなか取れない方などは寝る前にやってみると良いです。その理由はこの時間帯にストレッチをすることで睡眠の質が良くなり、朝起きた時の感覚が変わってきます。

回数はせいぜい１～２回程度で良いです。ついやりすぎてしまうことがけっこうありますので「伸びて気持ち良い感じ」を基準に身体の心地よさに意識を向けるとことで結果的に楽になってきます。