身体の使い方セッション

当院では、施術の際、その人に適したセルフケアや姿勢などの基本的なことをお伝えしています。もちろんそれだけでもじゅうぶんなのですが、このセッションではさらに深いところまでやります。

ワークを通して今までの身体の使い方を変えていきます。当院のワークは、一般的に言われている方法とは異なります。

例えば、力が弱いと感じている人が力を強くしようとするには、一般的には筋肉を鍛えることが必要だと言われています。もちろんこれは正しいのですが、その前に身体が本来の能力を発揮できている状態なのか？そこが重要なのです。

本来、身体には皆素晴らしい能力が備わっています。その能力を引き出すワークをこのセッションで行っています。

現代では、身体を鍛える場合、筋トレは必要不可欠となっています。もちろん筋力は必要なのですが問題なのはそれをいかんなく発揮できているか？なのです。

動物を見るとわかりますが、動くときには身体全体を使っています。特に背骨の動きを原動力としています。

そして、身体中の関節や筋肉を連動させて動いているので無理がありません。これが本来の身体の使い方であり在り方でもあります。力は出そうと思って出すものではなく勝手に出るものなのです。

一方、人間はと言えば、身体を「固めて」使っています。筋肉を部分的に鍛えているので身体を固めやすくうまく使えていないのです。もともと必要な筋力は備わているので、それをどう活かしていくか？それが身体の使い方なのです。

誰しもに備わっている才能は、もともと備わっています。しかし、ほとんどの人がそこに気づいていません。それは、身体に対してあまりにも余計なことをしすぎているからです。

余計なこととは「力み」です。日本語には「肩肘張らずに」「胸をなでおろす」など身体で気持ちを表現することがあります。これはまさに身体と心がつながっている証拠です。

また、「思いこみ」や「固定観念」も才能を発揮できない要因となります。これも身体の使い方が変わってくると外れてくるようになります。